こまごめゴミゅにてぃ
独り楽しく、語を愛で、五味が綴る。お茶の時間。   もりもり絡んでね!

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五味たろう

Author:五味たろう
大阪を拠点に活動する劇団『劇的☆ジャンク堂』を主宰する「五味たろう」の掃き溜め。

【五味たろう】
あ
1990年 4月27日生まれ おうし座 AB型
座右の銘:舞台に真摯、仲間に感謝、お客に誠実
演出屋。お仕事(助っ人)募集中。依頼お気軽に。



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スロウスターとの足跡  by五味たろう


まだまだ落ち着いていないけどとりあえずブログを更新します。0時かちくしょー。




『スロウスターとの明日唄』

さて、このお芝居割と盛況に、特に10代や20代前半の方には気に入っていただけたようで何よりです。と言いたい所なのですが、僕としましてはこのお芝居が誰の胸にも届かないことが一番だったりします。

お芝居の内容はとてもチープで青臭くて純粋で。夢を諦めたり、諦めつつも見続けたり、または逃げたりする若者が心をぶつけ合い、されども何か世界が変わるわけでもない。そんな世界観です。
離れたり近づいたりするのは自分次第、ってそんな当たり前のことを再確認するような見る人が見れば指差されて笑われてもおかしくない作品です。

でも、このお芝居でハンカチで顔を押えたり、服のすそを総動員して泣いて下さる方がたくさんいたんですね。

届かなかった人はいいです。届かないぐらいにはくじけてない人生を歩んでいるというそれがわかるだけで僕は「ああ、よかった」と思えます。しかし、このお芝居が心に届いた人はそうもいきません。

僕が完全に芝居から逃げたように。逃げたくせにのうのうと他人を巻き込んでいるように。巻き込んだ上に感傷にひたって「ああよかった」なんて反吐が出る言葉を何度も反復してしまうように、似たような息苦しい日々を半分ぼろぼろになりながら目標や夢、想いを抱えている人間がやっぱりいるということ。その人達に偽善でなく

「君だけじゃないよ」「僕もそうだよ」「うまく生きれないよね」「でも一緒に明日へ行かないかい?」

と語りかけれたらとおもい僕は稚拙な言葉を並べ立てて不器用ながらこの脚本を書きました。


僕が元気になるために。エゴじゃない、とは言い切れないけど。
誰かが元気になると僕が元気になる。だから僕にできるほんの少し。
本番前の円陣。
「僕はね。誰かの明日を元気にしたいんですよ」
「今日の僕が元気なのは昨日の皆のおかげだから」
「だから僕らは舞台の上でキラキラしなくちゃいけない」

実際は恥ずかしくて上記の3分の1ぐらいしか言ってないけど。



本番が終わり、主役の白井税に
「たろうちゃん、よくあんな(客入れの)曲あつめれたなぁ」
この一言は何気に僕は嬉しかった。本番前数人で装置裏にて口パクで歌いまくってたわけだけど、歌詞をしっかり噛みしめてくれてたのかなぁと考えてたり。若干やりやすくなると思うんだ、この芝居。

ここで今公演の使用曲を紹介していこうと思う。お暇な方は歌詞もみてやってください。

キンソン   ……「才悩人応援歌」
オープニング ……「ジターバグ」
挿入歌    ……「明日唄(あしたうた)」
エンディング ……「全てが僕のちからになる」

客入れ    ……メロス
         前進 僕 戦場へ
         人にやさしく
         Bad day
         Let's Jump!
         Shining ray
         +キンソン、オープニング、エンディング

『明日唄』
詞:五味たろう 曲:吉本至論

今この時間を 選んだ自分は
また塞ぎこんで 何も出来ないでいる

「キミも」と一緒に 描いた明日を
まだ書けないのは どこか逃げてるから

立ち止まらないで ねぇ 僕もうたうから

「急かされても自分のペースでさえ上手く出来ない僕だから」
人より明日が遠いのは言い訳ばかりしてるから


前より素直に 本気になれない
そんな自分が イヤにもなるだろう

「逃げても同じ明日は来るけどもうその世界は違うから」
僕にはこれぐらいしか出来ないけど君は走ればいいんだ


立ち止まらないで ねぇ 君とうたうから


遅くていい 転んでいいんだって たまに休んでそれでいい
ゆっくりうたおう君と同じ明日がきますように

LaLaLa...



調子こいてこのさい採用理由も書きます。
「才悩人応援歌」はバンプの曲ですね。歌詞が芝居のセリフと重なる部分が多いからでしょうか。僕は春日和哉というキャラクターに思い入れがありまして、彼のセリフで「ええ、お金になりませんから」というセリフがあります。あとは「僕が歌う僕のためのラララ 君が歌う君のためのラララ」とい歌詞がこのお芝居とマッチしてたからです。

「ジターバグ」はこのお芝居のスタートであるシーン、正義が音痴を轟かせ罵倒される中、ヒロインの忍がただ一人「かっこいい、フヒッ」とブッサイクな笑顔をみせ、他全員がズッコケルという出会いに相応しいサビからの極だからです。「数え切れないほど無くして、また拾い集めりゃいいさ」きっと正義もこんな気持ちになったのでしょう。

「明日唄(あしたうた)」については多くを語りません……。初の作詞、やっぱり照れますが周りが割と評価してくれるのでちょっぴり嬉しくもあります。「ガンバレ」とプレッシャーをかけるでもなく、手を差し伸べるでもなく、ほどよく「とりあえず立ってみないか?」と苦笑いをかけるようなイメージでつくりました。だって、どんな言葉も弱いに人間にはきついじゃない?

「全てが僕のちからになる」は主役である正義と忍、和哉にぴったりだったからです。正義の歌声を評価した和哉と忍、忍のブッサイクな笑顔に魅かれた正義。「君の声が力になる 君の笑顔がちらかになる」の歌いだしはぴったりだったので。

「メロス」……この芝居は夕方のイメージなのですが、それが合うので。
「前進 僕 戦場へ」……正義の孤独感を表してます。
「人にやさしく」……正義から全ての弱い人へ。
「Bad day」……少し前に流行りました。ダニエルパウダーの曲ですね。「そんなに頑張らなくたっていいんだよ」「今日はついてなかっただけ」という歌詞が優しいです。メロディーも歌声にも癒されます。
「Let's Jump!」……ガツガツした若さが好きなんです。「Can you hear me? 僕の声が聴こえる? かつてないほどの楽しさを今あげる」「Fight! 君のためもっとはりきっちゃう」好きな歌詞たくさんです。
「Shining ray」……白井君が面白かったから。割と芝居と合ってたから。

他にも和哉や忍達が「3月9日」「明日があるさ」などを歌ってました。


歌といえば、春日和哉役の藤田和広はいつもええ声で楽しそーに歌を歌います。オンチな僕がある日聞きました。
「なんでそんなに楽しそうに歌ってんのん?」
彼はシンプルに
「だってどんな歌でも歌ってたら楽しくなるやん」

愚問だったようですね。これを言われた瞬間僕の中で何かが広がりました。和哉役をしてもらってよかった。正義の相手役でよかった。心からそうおもえました。実際、稽古中も彼の歌は僕の心に響き続けました。


今回もステージによって割と作品にばらつきがあったんだけど、千秋楽は今までの手直しの総結集だけあり流石に満足のいく演出で終えることができた。宇宙船艦ヤマトを数人が不動のどや顔で熱唱するシーンは熱が入りすぎたのか終わった時に笑いと共に拍手が。ちょっとびっくりした。


でもやっぱりイチオシは後半の殴り合いと、正義と忍が想いをぶつけあうシーン、明日唄を唄うシーン。正直、理想的に演じてもらえたのは千秋楽のみ(他のステージの感じも嫌いではない)だったりする。

うまくいかない正義に仁美さんもウザい絡み方でいってたね。
「それはね、想いが足りへん」
『…ああ、やっぱそうなんすかね^^;」
「自分のために誰かに唄うねん」
『^^; あぁ、まあ頑張ります!』
「アカン!」
『^^;』
「いや、頑張らなあかんねん。頑張らなあかんやけど…なんていうんかな? ノリ!?」
『あ、ノリ!』
「ちゃうよ、ノリじゃない」
『^^;』


あの瞬間、確かに自分のために相手にセリフを飛ばしていたと思う。大きな大きな想いで。頑張ることなく。ノリで。ノリじゃないけど。

そうそう、だから一見コメディチックにみえるセリフも本当はええシーンなんですよ。演出をコメディにしてるだけで。


それでいて言葉はシンプルです。
想いがいっぱいになるほど、言葉はシンプルになって行きます。
これは持論ですが、果ては言葉にならなくなります。

僕の仕事は「好き」という曖昧で幅の広い一言にどれぐらいの意味を含ませ、そのたった一言の真意がお客さんに伝わるように演出していくか。シンプルな言葉ほど、呼吸やトーンが一致していればとても深いものになる。そう信じてる。

本番前、舞台に僕と白井が早めに着いていた。アンバーライトの中、白井は劇中のセリフで話しかける。

「今回が第一歩目なんやろ?」
『最初で最後かもせんけど』
「俺らがそうさせんよ。優勝するつもりでおるから」
僕はバトンをみるはめになる。
『何があるかわからんから』
「    」
『何の涙かわからん。すまん。すまんな』

熱い男、白井と五味は抱き合う。や、僕は白井が抱きしめる体勢に入ったから付き合ってやっただけやかんね。
『僕はいい。もう立てる。もう皆からいっぱいもらってる。お客さんにあげよう。僕らがキラキラしないと』

初日からこんな調子だったのに白井は結局ほとんどのステージ、開演前袖で泣いてたと思う。僕も客入れ曲を歌いながら笑顔なのに何故か涙が出ていたわけだけども、なんでかは今もわからない。ただただ、芝居が楽しかった。

第三回公演にして、やっと一歩踏み出せたかのような公演。僕にとっては大きいスタート。誰かと一緒にスタートできていたらもっと嬉しいな。とか考える。


叱咤激励さまざまなアンケート回答があったわけだけども、とりわけ印象的だったのが、まんま正義や和哉の境遇だった男性。

その方は昔、学生から社会人になる時バンドや演劇活動をしていて夢と現実の狭間で迷っていたそうな。それで今は公務員らしいです。殴り合いのシーンでは胸をしめつけられる想いだったとかいて下さいました。

まんまやん。
って突っ込みたいわけじゃなく、ただただ嬉しかった。何故かはわからないけど。

他にアンケートで嬉しかったのはかなり次回公演案内の希望者がいたこと。メールはもちろん、お手紙希望の方が半分ぐらい。
忙しく後手後手にまわっていますが、必ずお礼のお手紙を差し上げますので少々お待ちくださいませ。申し訳ないです。


言いたいことはたくさんあったのですが、やっぱり全てを言葉にするのは難しいです。いろんな想いがありすぎてなかなか上手くいきません。

いつか必ず、それが上手くできるように、僕はまた少しずつ歩みを進めていきます。


それでは。あなたと同じ明日がきますように……。


PS.もう2時やん! 明日きてるやん!

ばいにー!

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