こまごめゴミゅにてぃ
独り楽しく、語を愛で、五味が綴る。お茶の時間。   もりもり絡んでね!

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五味たろう

Author:五味たろう
大阪を拠点に活動する劇団『劇的☆ジャンク堂』を主宰する「五味たろう」の掃き溜め。

【五味たろう】
あ
1990年 4月27日生まれ おうし座 AB型
座右の銘:舞台に真摯、仲間に感謝、お客に誠実
演出屋。お仕事(助っ人)募集中。依頼お気軽に。



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五味の演出講座 ~vol.3 実践編(参加型)~


まてまてまててーい。

まさかまさかに6拍手やないかーい! 必死に書いてたいままでなんやねーん!


『おもしろ前世診断』←検索


あなたの前世は「創り出す者」でした。

創り出す者とは、無から有の者を生み出す者達の総称です。大工・作家・音楽家・細工師・鍛冶屋など、人々の生活や心を豊かにする創作を行う人物だったようです。
(ただ残念ながら善人だったのか悪人だったのかについては生年月日から導き出すことができません。以下に善き道を進んだ場合と、悪しき道を進んだ場合の特徴を記します)

善き「創り出す者」の特徴
あなたが前世、善き道を進んでいたのなら、小さなことからコツコツと積み重ね、様々なものを作り出して行く存在だったと思われます。人の心を楽しませる物や住む場所、生活に必要な何かを作り出して行く大工・あるいは作家、細工師であった訳です。
性格的には、機敏で器用、知識欲が豊かで、柔軟な考えを持つ事の出来る人物です。生きて行く上で大切なものや、楽しさを作り与える、そんな作り出す者だったのでしょう。

悪しき「創り出す者」の特徴
あなたが前世、悪しき道を進んでいたのなら、純然たる創作活動とはかけ離れた、違法なものや、人々を惑わすようなものを創り上げる存在だったようです。伝統的なものをコピ-したり、人を欺くための偽造物、人々に迷惑をかける創造物を生み出す大工、あるいは作曲家、鍛冶屋だった訳です。
性格的には、神経質で不安定、イライラと怒りっぽく、虚勢を張るところがある人物だったようです。争いの種になる物を生み出す、そんなり出す者だったのかもしれません。



ハイ! 確実に後者が当てはまります! はろあー、長い前置きに定評のある太郎さんだよー^-^


さて、この企画が思いの外おそらく好評だということで恐悦至極なわけですが、ぶっちゃけいつ飽きられるのか怖いです。でも早速いきましょう、実践編。

本文に入る前に予習&予備知識ですね。

思い出して欲しいのが『全体の雰囲気(流れ)を統括する』ことと『セリフは言い方で方向性がかなり違う』ということですね。

僕はシチュエーションコメディを主軸に目指しているので、その方向性での出題をしていきたいと思います。ちなみに僕は小ネタと下ネタ、それからシュールな流れ大好きというのを頭の片隅にでもおいてください。

まず、僕が実際に公演をした劇的☆ジャンク堂番外公演五味太郎プロデュース企画Vol.1「あくうかん」の序盤をよくイメージしながら読んでください。そりゃもう演出家になったつもりで(なくてもいいのですが、どんなふうに登場人物が動いているのかが重要になってきます)

『あくうかん』はバカップルを題材にしたお話です。いつでもどこでもイチャイチャして、浅そうに見えて結構別れない。喧嘩をしても別れない。何故だ、何故やつらはそこらへんの深そうなカップルより別れないんだ。そんな疑問が「あ」とわかる空間、あくうかん。役の方向性としては『女の計算』と『男の早計』のすれ違いを描くものです。冒頭はベッドシーンより始まります。

人物。浅葱永一(アサギエイイチ)♂ 深海椎子(フカミシイコ)♀

[シーン1]永一と椎子は事後。服を着始める椎子。せがむ永一と拒む椎子。永一、うざい感じで絡む。でもしぬほど甘ったるい空気。

椎子    いや。
永一    ラウーンドトゥー。
椎子    いや。
永一    なんでぇ、なんでぇ。
椎子    だめー。
永一    だってたまにしか会われへんやん。
椎子    じゃあ会える日増やしてよ。
永一    ……。
椎子    寂しかった。
永一    うん。
椎子    浅葱がしたいならいいよ。
永一    ううん、寝よ。
椎子    椎子達って相性いいよね。
永一    うん?
椎子    ねぇ、今までで誰が一番よかった?
永一    そんなん覚えてないよ。
椎子    椎子は浅葱が一番。
永一    いぇーい。
椎子    もう。
永一    俺も椎子が一番やよ。
椎子    え?
永一    なんもない。
椎子    どこが?
永一    聞こえてんやん。
椎子    どこが。他の子よりどこが好き?
永一    他の子なんて忘れたって。
椎子    そうやって椎子のことも忘れるんや。
永一    ええぇ……。笑顔。
椎子    (照れる)
永一    椎子、リアクション古いで。
椎子    他は? 他の子よりどこぞがいい?
永一    そんなん覚えてないよー。
椎子    そうやって椎子のことも……。
永一    もういいよそれ。
椎子    なんで!
永一    なんで怒った!?
椎子    椎子は浅葱が一番やのに、一番好きやのに、浅葱は違うの?
永一    だから俺も椎子が……。
椎子    私が?
永一    一番好きやよ。
椎子    どこっ! が!
永一    エー……っと。
椎子    10。
永一    (頑張る)
椎子    9。
永一    (頑張る)
椎子    8。
永一    笑顔。
椎子    ブーー!
永一    エエッ。
椎子    あほやなぁ、浅葱は。

        ◆椎子、永一に抱きつく。なんとも言えない、外部の人間が殺気立つような甘い空気。しかし椎子、ここで手作りイニシャル付き(ハート)の人形を見つけてしまう。

椎子    あれー、何コレ。A,E、A,E。
永一    あー、あのー、職場のヤツがくれたねん。
椎子    ふーん。A,E、アサギ、エイイチ。A,E。
永一    可愛いやろ?
椎子    ハートやな。
永一    ちょ、そんなんちゃうって。
椎子    いや、これハート型やで、ほら。
永一    形じゃなくて。そういうヤツちゃうて。それくれたんおばちゃんやで。
椎子    へー。そういえば早いよね。
永一    ん?
椎子    減るの。
永一    ん? そんなもんちゃうん? だって結構してるよ。
椎子    椎子のも使ってるのに? メモしてる数と合わへんのは何でなん。年上の職員「ヤツ」って呼ぶのんや。

        ◆永一、土下座。

椎子    なんで。
永一    前、あの、喧嘩してたときに寂しくて。今は何も無い。
椎子    椎子今泣いてるよ? 笑顔が好きってうそなん?

        ◆笑かそうと頑張る永一。

永一    ごめん。

        ◆めちゃくちゃ長いこと罵る椎子。キレてる。

永一    いいすぎやろぉ! 椎子も一時アレやったやんか。
椎子    浅葱のそーゆーああいえばこーゆーとこ椎子大っ嫌い。
永一    ああいえばこーゆーのはそっちやろ。ってか静かにしろよ迷惑やろ。
椎子    こんなときに何言ってんよ。
永一    こんなとき以外にいつ言うねん。夜中やぞ。
椎子    なによ、浅葱から好きっていってきたくせに。
永一    違いますー、あれはどちらともなくっていうパターンですー。
椎子    もうええわ! 別れる!

        ◆勢いよく部屋を飛び出す椎子。

永一    え、ちょっと。

        ◆永一がおいかけようと扉をあけると椎子が立っている。

椎子    スカート忘れた。
永一    あ、どうぞ。

        ◆部屋に戻ってスカートを履く椎子。を後ろから抱きしめようとする永一。暗転。



なんかシーン1丸々公開してしまったけどいいや。
さて、まずテンポですがかなりゆっくりめ(といってもどんなゆっくりかは説明しかねますが、ここでは僕の思う「よりリアルな会話のテンポ」をしています)です。

芝居ってのは濃縮された時間ですから、ある程度感情を無視してでも繋げていかなければならないのですが、こと重要な場面(または伝えるのが難しいシーン)においては、おそらくこうだろうという素の時間の流れで芝居してもらってます。
というのを前提にいきましょうか。

冒頭のト書きで椎子は服を着始めるわけですが、このとき既に椎子は計算をし終わっています。目的は「会える日を増やしたい」という要求を通したいわけです。そのために永一から甘えられる必要があるのですね。ですから、この単純なト書きで椎子は服を着る際に”あえて”永一が袖なりを掴みやすい位置に手を伸ばして袖口を通すという第三者からみればオチャメな愚考に出ます。そして永一が「もう一回」と袖を掴んだ一瞬『ニヤリ』として、あくまで憮然とした態度で「イヤ」という言葉を発します。

この数行に想いやそれにのせた行動を絡ませることで「欲情しやすく浮気性で甘えんぼな彼」と「ずる賢くも気を引きたい一途な彼女」を【演出】できるのですね。ほんのちょっとしたしぐさです。

それから椎子は浅葱からまんまと「たまにしか会われへんやん」というセリフを引き出し「じゃあ会える日増やしてよ」という要求を無理なく出せるのですね。次にダメ押しの「寂しかった」です。もう男は反省したように「うん」ですね。いい雰囲気のむかつく甘ったる~い空気。もう椎子はしめしめです。でも具体的に会える確約はしてもらっていないので、椎子はさらに永一の気分を乗せようと「浅葱がしたいならいいよ」と言います。椎子にとっては別にもとからしてもよかったのですが、相手を不利にさせることによって「しゃーなしやで」というレベルまでひきあげてるんですね。セコイ。

椎子の頭の中では
椎子「しゃーなしでしたるで」→永一「ありがとう。これからはもっと予定あけるからね」
を期待したわけですが、ここで反省しすぎた元から優男の永一くんは
「ううん、寝よ」
と、見当違いにいらぬ気をまわしてしまうんですね。「ここで流されないオレもかっこいい」みたいな。
椎子の心のツッコミ「なーんじゃそりゃ!」ですよ。
ここで間。なんか妙に満たされた永一とシンキングタイムの椎子です。

この光景(駆け引き)がしっかり描写されてたら面白いっしょ?

次に椎子が”攻め”の耐性に入り、うってかわって少々強引な誘いに出ます。このへんに椎子ちゃんの必死な可愛らしさがでてくるんですね。しかし当の永一はナゾのテンションに困惑します。

しばらく妙な乳繰り合いが続いたかと思うと椎子が突然怒り出します(正確には怒ったフリ)。これはうまいこと計算にはまってくれない永一を椎子ちゃんが困らせてるんですね。でも最終的には「あほやなぁ、浅葱は」と微笑みかけて、そこから永一くんも「あー、いつもの流れだな」とほのぼのしてイチャイチャというかニャンニャンしだします。お客さんに「何この茶番」と思わせれば勝ちですね。とても不愉快なことでしょう。

そうして二人を浮つかせた状態での証拠物発見です。

この時も最初の椎子のセリフの前に、椎子はブツを発見していて、なんとなく全てを悟り、脳内で会話を考えてからの「あれー、何コレ」です。もうコノのっけから男は既に不利というか終わってるんですね。でも男は頑張ります。

ですから、あくまで椎子ちゃんの態度はニコやかで余裕があります。対して永一くんはなんとか切り上げようとして妙に普通やや明るめのテンション。さっきのイチャイチャ空気からすると逆に怪しいとも気づかずに。

椎子    あれー、何コレ。A,E、A,E。(ぬいぐるみを気に入ったように)
永一    あー、あのー、職場のヤツがくれたねん。(めっちゃ普通に)
椎子    ふーん。A,E、アサギ、エイイチ。A,E。(ただ淡々と)
永一    可愛いやろ?(笑顔で)
椎子    ハートやな。(笑顔で)
永一    ちょ、そんなんちゃうって。(余裕をもって流すように)
椎子    いや、これハート型やで、ほら。(優しく普段の会話のように微笑んで)
永一    形じゃなくて。そういうヤツちゃうて。それくれたんおばちゃんやで。(平常をたもとうとするも若干余裕が崩れてる。しかも多弁)

こんな具合です。気をつけてほしいのがコレを椎子があからさまに攻め立てようとする言い方をしたり、永一がお客さんに「どや! 焦ってるで!」みたいな演技をすると、とたんに面白くなるので注意です。そんな【いかにも】な演技や説明動き、セリフはお客を冷めさせてしまいます。それよりここでは空気の駆け引き(しかしワンサイドゲームな)を楽しんでもらいましょう。主に行き場のない男が必死にあがくのを笑うところです。

やがて椎子は静かに怒り、泣いてしまいます。さっきの上がりに上がった流れから一気にドーンです。こんなヤバすぎる空気の中、あえて永一くんは全く空気をよめてない芸を披露します。このシチュエーションの中だと、面白ければそのまま、スベってたらスベってたで面白いので安全にギャグを放てるんですね。スベったら即「ゴメン」の保険もあります。

そうして椎子ちゃんを逆撫でし、キレさせて、そこから逆ギレを起こし、痴話喧嘩に発展します。最後の抱きしめるその前に暗転をいれ「ああ、この後すぐ仲直りなのね」という予想をたてさせてオープニングともいえるこのシーンが終了します。


これが実は芝居全体の濃縮に濃縮をした説明になってるんです。「このお芝居はこんな感じですよ」という事前知識を一気につめこんでお客にさり気なく飲み込んでもらっているのです。意味合い的には

・つかみ
・キャラ設定
・世界観

を伝えて、後の物語を見やすくしているのですね。これはお芝居全体の流れ、上がってるシーン下がってるシーン以前のつかみのパート部分です。僕がよくやる手法ですね。最初の方に世界観(物語の方向性)、キャラ設定(誰がどんな人か印象を残す)、つかみ(これをしないと後にどんないいものがきても客がひいいてしまっていると共感を得られない。逆にここでしっかり掴んでおくと後に何をやってもOK。現代では最重要かと思われる)

上の長々とした流れの説明は、演出講座1あたりで言った”全体の流れから派生したさらに派生の流れ”をちょっぴり詳しく記したものです。どうです? 自分のイメージと違いましたか?

もちろんこの通りにする必要はありません。いろんな正解があります。どこで落としてどこで上げるのか。少々いじくったってお話の大筋が変わるわけじゃあるまいて。もう一度読んで好き勝手いじってみてくださいな。そのめちゃくちゃこそが、遊びであり、演劇でありますから。大切にしてください。


またまた長くなっちゃったよ!
でわでわ、こんへんで、せーの!
ばいにー!
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コメント

そんなん全然気にせんと観てました

でも思い返してみれば演技の中に入ってたんですね

今読んでて感動しました

また「あくうかん」観たいです
DVDとか出してくれたらずっと太郎君を観ながらハァハァできるんですけどね(笑
[2009/09/06 04:31] URL | イ〇ノリ #- [ 編集 ]

「そういうDVDじゃないっすよ!」というツッコミは間違っていないハズ……。

少し恥ずかしい気持ちはありますが、映像は記録しているのでいつかDVDを特典なり物販なりするかもしれません。これからの作品も記録していきますので楽しみにしていてくださいね。
[2009/09/06 23:03] URL | 五味 #A0lRjkHo [ 編集 ]


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